自動車にとってなくてはならない装備のひとつであるヘッドライト。今週このヘッドライトについてのコラムが「価格.comマガジン」でアップされました。LEDとHIDの違いなど、技術的な話を主としつつ、後半でマナー面について触れたのですが、編集担当の方によると後半の話題に共感していただいた方が多かったとのことなので、ブログで改めて取り上げることにしました。

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価格.comマガジンのコラム=https://kakakumag.com/car/?id=9750

その内容とは、日本のドライバーは欧米に比べて、ヘッドライトの点灯タイミングが遅いことです。夜間は外出しない農耕民族をルーツに持つためか、明るいうちから点けるのは迷惑という気持ちがあるのか、モッタイナイという意識が強いのか、理由はいろいろ考えられますが、夜が明けるとすぐに消し、真っ暗にならないと点けないクルマをよく見かけます。

対向車のない道を走るならそれでも良いでしょう。しかしヘッドライトには暗い場所で自分の行き先を明るく照らすという機能の他に 、歩行者や他の運転者に自分の存在を知らしめるという機能もあります。2輪車は現在、常時点灯となっていますが、それは4輪車に比べて認識しにくい2輪車の存在を早めに知ってもらい、事故を防止するためなのです。

道路は公共空間です。夜に点けて昼に消す自分の家の照明とは違う判断、まわりの人からどう見えるかを考えることが大事です。雨や雪で視界の悪いときには点灯すべきだし、早朝や夕方なども然りです。サンバイザーやサングラスが必要となる状況では、ヘッドライトも必要と考えたほうが良いでしょう。

オートライト

最近は周囲の明るさを感知して自動的に点灯・消灯を行うオートライトも増えてきました。しかしこのオートライト、車種によりタイミングに大きな違いがあり、陸橋の下を通過するたびに点灯する車両、薄暗くなっても点灯しない車両など、気になるパターンがいくつもあります。

人間の判断や操作などを機械で置き換えた自動運転車の開発が進んでいます。しかし自然は人間よりも、もっと機械で置き換えることが難しい対象だと思っています。地震や噴火の予知はできず、大雪や強風などの予報も完璧ではありません。自分が見えにくいと思ったら昼夜問わずに点けるという意識が大切ではないかと思います。