2018年が始まりました。今年も本ブログをよろしくお願いいたします。新年最初は昨年末に訪れた東京駅を取り上げます。

JR東日本では東京駅周辺地区の都市空間整備を進めており、赤レンガで有名な丸の内駅舎については2012年10月に開業当時の姿に復原する工事が完成しています。続いて2014年8月より工事を進めてきた丸の内駅前広場が、12月7日に全面供用を開始しました。

IMG_9241

駅舎中央を正面から見ると、自動車の姿がないことに気づきます。東京都と連携して進めた今回の整備では、広場の中央部に大きな歩行者空間を用意し、南北に交通広場を配置したのです。中央広場は皇居へと伸びる行幸通りとの一体感を持たせており、御影石を使った舗装などを統一しているそうです。

IMG_9246

駅前広間の南にある商業施設KITTEの屋上庭園から眺めると、中央に歩行者空間、南北に交通広場を配置したことが良く分かります。手前の南側は駅舎内にあるホテルの車寄せを含めて効率的にレイアウトしている印象です。

駅はもともと人が集う場所であったにもかかわらず、多くの駅前広場が自動車のための空間に変貌してしまっています。そんな現場を数多く見てきただけに、人を中心とした駅への回帰を心がけた姿勢に好感を抱きます。

IMG_9231

こちらは皇居から東京駅へ伸びる行幸通りです。並行して整備されたこちらも駅前広場と同じように、中央に幅広い歩道を確保しており、御影石を用いた舗装をはじめ、並木や照明など美しく仕上がっています。日本を象徴する道として内外から評価されるのではないでしょうか。

それだけに残念なのは極彩色のパイロンです。年末年始のイベントの準備だったようですが、行政は広告だけでなくこうした部分も規制してほしいですし、駅や道を利用するひとりひとりが景観とは何か、美しさとは何かを考えながら過ごすこともまた重要ではないかと思いました。