あけましておめでとうございます。本年もTHINK MOBILITYをよろしくお願いいたします。

2021年の東京はいきなり緊急事態宣言で幕を開けました。すでに発令された首都圏1都3県に続き、関西圏の2府1県でも発出を要請しています。理由はもちろん、新型コロナウイルス感染の爆発的な拡大と、それに伴う医療崩壊の恐れでしょう。東京都内だけで連日2000人を超える感染者が出ていることを含め、かなり厳しい状況に置かれていることを実感しますが、それとともに昨年の出来事も思い出しました。

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自宅マンション真下に消防車と救急車が相次いで到着したので不安になり下を見ると、階下の人が急に倒れたが玄関を開けることができないので協力を要請されました。その後、レスキュー隊の人たちが我が家に入り、非常用はしごを使って次々に降りていきました。まだ暑い時期だったので階下は窓が開いており、無事に救出することができました。

このとき私は、誰に言われるまでもなく、家具を移動させるなどして、通路を作ったりしていました。今思えば緊急車両が背後から来たとき、車両を路肩に寄せるのと同じような対応です。自然にそういう動きが出たのは、レスキュー隊の方々の統率のとれた無駄のない動きに圧倒されたからです。日頃の高度な訓練の成果でしょう。

こうした経験もあるので、自分はなるべくエッセンシャルワーカーのお世話にならぬよう、さらに気をつけようという気持ちになりましたが、一方で正月の箱根駅伝の観客数は昨年の85%、つまり沿道での応援自粛が言われていたのに15%は現地に出向いていたわけで、医療従事者などの苦労を考えずに行動する人が一定数いることもまた事実です。

今回の緊急事態宣言は、前回のそれより規制が緩いうえに、緊急事態宣言そのものに慣れていることもあるので、効果が出るかどうかは未知数です。さらに強いメッセージ、具体的には罰金などの措置が必要だと思いつつあります。上に書いたように、感染拡大の最大の原因は一部の個人にあるので、飲食店などよりも、むしろ個人を対象にしてほしいと考えています。

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長期にわたりロックダウンなしに感染拡大を抑えている台湾でも、公共交通でのマスク着用や入国者の一定期間隔離などのルールに違反した人には罰金が課せられているようです。最近、東京の繁華街を歩いていると、外国人観光客の姿が目につきます。一定国からのビジネスや駐在目的以外の往来は停止しているはずですが、明らかに観光客に見えます。こうした人々への対策はどうなのか、不安に思っています。

今週4日に警察庁が発表した昨年の交通事故死者数は、記録を取り始めて初めて3000人を下回りました。コロナで外出が減ったためもありますが、1970年前後には1万6000人を超えていたのですからわずか5分の1です。国やメーカーの安全対策とともに、違反者個人への罰則も効果を上げているはずです。今は位置情報などで人の動きは把握しやすくなっています。個人の移動にも目を向けた対策を望みます。