THINK MOBILITY

モビリティジャーナリスト森口将之のブログです。モビリティやまちづくりについて気づいたことを綴っています

コミュニケーション

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SMART DRIVER FORUMに出演します

以前ブログで紹介した富山でのセミナー、本日無事に終了し、さきほど東京に戻ってきました。参加していただいた方々には、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

今回は次の出演情報について紹介いたします。3月1日に東京の虎ノ門ヒルズで開催されるSMART DRIVER FORUM(スマートドライバーフォーラム)に出ることになりました。

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SMART DRIVER FORUMのウェブサイト=https://www.smartdriver.jp/forum/

今回のフォーラムは、2007年に発足した「スマートドライバープロジェクト」の一環で、自動運転やシェアリングエコノミー、超高齢化社会など、道路やモビリティを取り巻く状況が大きく変わりつつある中、私たちの「交通安全」意識も変わっていくべきではないかと考え、開催に至ったとのことです。

発起人の小山薫堂氏をはじめとする錚々たるメンバーの中で、私はモビリティジャーナリストとして、移動する「人」視点での「新しい交通安全」を、国内外のさまざまな現場を見てきた経験から提案していきたいと考えているところです。チケットはすでにクラウドファンディングのCAMPFIREなどで受け付けています。

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個人的には以前、ある方から言われた「安全は自分から取りに行くもの」という言葉が印象に残っています。ルールの制定や技術の進化といった受身的な要素も大切ですが、やはり移動するひとりひとりの心がけが重要ではないかと感じているところです。

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ひとりでも多くの方々に参加していただき、「新しい交通安全」をいっしょに創り出していければと思っています。よろしくお願いいたします。

富山でモビリティの講演をします

ひさびさに講演のご案内です。来年1月20日、富山市の富山市民プラザで開催される「まちづくりセミナー2018」でお話をさせていただくことになりました。テーマは「モビリティ先進都市TOYAMA」です。

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セミナーのご案内=https://www.facebook.com/events/1517306118306072/

富山は自分にとって新たな進むべき道を示してくれた都市のひとつです。2011年、東日本大震災の影響で仕事が激減する中、5年前に開業直後の富山ライトレールを訪ねて感心したことを思い出し、一連のストーリーを本にまとめようと考えました。森雅志市長をはじめとする関係者の協力のおかげもあって、同年末に「富山から拡がる交通革命(交通新聞社)」として出版することができました。

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その後も富山には2012、2013、2016年に訪れ、先進的な取り組みをメディアなどで報告してきました。我が国の地方交通の多くが疲弊していく中、富山は独自の工夫と熱意によって、欧州の都市を思わせる公共交通を軸としたコンパクトシティを構築。日本の都市交通改革の牽引役となっています。そんな成功事例を目にしてきた経験は、自分の活動の中で重要なポジションを占めるようになりました。

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しかしそれは東京に暮らす人間が外野から眺めた印象でもあります。地元の方々はどのような感想を抱いているのか。今回は貴重な意見交換の場でもあると考えています。一方富山の都市交通を体験したことがない方は、これを機に実際に利用してみることで先進性を確認してみてはいかがでしょうか。ひとりでも多くの方とお会いできることを楽しみにしています。よろしくお願いいたします。

モーターショーの未来を考える

このブログでも出展内容を紹介した第45回東京モーターショーが11月5日に閉幕しました。10日間の累計入場者数は77万1200人で、約4万人の減少という結果が出ました。これを受けて一部のメディアでは、ショーのあり方についてさまざまな批判が出ていました。

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ただし世界の国際格式のモーターショーの入場者数を見ると、前回より増えているのは中国の上海ぐらいで、今年で言えば東京だけでなくデトロイト、ジュネーブ、フランクフルトも減少しています。昨年開催されたパリや北京も前回を下回っています。フランクフルトに至っては10万人以上という大幅減です。多くのモーターショーが入場者数を減らしているという事実をまず把握すべきでしょう。

これらの中で東京モーターショーと近い位置にあるのは、フランクフルトとパリだと思っています。いずれも大手メーカーがある自動車先進国で、一国を代表するショーとして開催されています。近年は他国の自動車ブランドの欠席が目立つ点も共通しています。ここで注目したいのはフランクフルトとパリで、近年ショーの方向性が大きく変わってきていることです。

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フランクフルトは自動車メーカーが発信する場という色彩を強めつつあります。今回で言えば電動化など先進的技術的なテーマを掲げ、プレスデーと一般公開日の間に業界関係者向けのトレードデーを用意していました。閉会後のプレスリリースでは随所にトレードショーという文字が登場し、関係者比率が35%に達したことをアピールしていました。

一方のパリは来年開催の次回、会場周辺のサーキットでスーパーカーや高級車を含めた試乗会を開催し、従来は別開催だった2/3輪車のショーを併催とすることなどで挽回を図ろうとしています。一方で東京やフランクフルトと同じように、IT系企業によるモビリティの新しいソリューションやサービスを体験できるコーナーも用意するとのことです。

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フランクフルトが目指しているのは、米国のハイテク系イベントとして注目が集まるCES(家電見本市)ではないかと予想しています。CESの入場者数は20万人以下であり、そもそも入場者数は重視していません。一方のパリはあくまでユーザー重視のエンターテインメント・ショーという立場にこだわっていることが伺えます。自動車を産業と考えるドイツ、文化と考えるフランスの違いでしょう。

では東京はどこを目指すのか。複数の関係者に聞いたところ、両方を目指すという答えが返ってきました。テクノロジー・ショーを掲げつつ業界関係者だけでなく一般ユーザーにもアピールしたいというスタンスだそうです。メッセージとしては弱くなるかもしれないが、日本が持つ文化の多様性を表現するようなモーターショーにしたいという言葉がありました。

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個人的にはテクノロジーとエンターテインメントを分けるのではなく、融合を目指してほしいという気持ちです。現に日本が世界をリードするパートナーロボットでは、両者を融合したプロダクトがいくつも登場しています。既存の自動車メーカーとIT系ベンチャーのモビリティの融合も進めてほしいところです。他国を含めて現状のモーターショーは自動車メーカー中心です。それがCESなどに注目が集まる理由になっていると考えています。

もうひとつ、世界が同じ方向に進みがちなエンジニアリングより、デザインを重視した方が独自性を発揮できるとも感じています。そもそもショーとは「見せる場」なのですから。今回で言えばトヨタの新型センチュリーやジャパンタクシー、マツダの2台のコンセプトカー、2輪車ではホンダ・スーパーカブやカワサキZ900RSなど、日本らしさを反映したデザインが出始めています。そして最後に、数を追うのはそろそろ止めにして、CESのように質を目指す方向にシフトしていくことを望みます。

i-ROADの未来を語り合った週末

先週末、このブログでも何度か紹介してきた、トヨタ自動車の超小型モビリティ「i-ROAD」を使った「OPEN ROAD PROJECT」のパイロットミーティングが開催されました。昨年7月にスタートしたプロジェクトが1周年を迎えたのを機に、第1〜8期の試乗パイロットとトヨタの関係者が集まり、これまでの活動を振り返りながら、今後のi-ROADについて意見交換をしました。第2期パイロットの私も参加してきました。

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OPEN ROAD PROJECTについてもう一度簡単に説明しておくと、都市生活者に自由な移動を提供するために、i-ROADというプロダクトだけでなく、駐車場やアプリなどのサービスを含めて、新しい移動体験の開発に取り組むプロジェクトです。

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会場に着くと、すでにパイロットとその家族たちで賑わっていました。自分のような自動車業界に関わる人はごく少数で、多彩なライフスタイルの方々が集まっていました。こうした方々に1か月間、市販前の車両を貸し出し、いっしょに開発に参加してもらうという方法を考え、実践したトヨタの度量の大きさには改めて驚かされます。

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専用アプリが次々に増えていったことにも感心しました。第2期では駐車場検索や充電状況確認だけでしたが、その後アクセルやリーンに合わせてスピーカーから流れる音が変わっていく「SOUND-X」、回生ブレーキによる充電状況を水のようなグラフィックで表現した「Streaming Blue」などが追加されていました。第2期ではフロントパネルだけだったカスタムパーツは、他にドリンクホルダーも存在していました。

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2人乗り仕様に戻ることもできました。第3期から渋谷区、第7期から世田谷区で走り始めており、専用アプリも用意しています。外観はナンバープレートが軽自動車用になり、車体前後に逆三角形の識別マークが追加されたことが目立ちます。乗り味はひとり乗りと変わりません。ただ現在の超小型モビリティ認定制度では、地域内での走行に限定されており、渋谷区の人は渋谷区内しか走れません。本格的な普及にはやはり独自のカテゴリーが必要だと痛感しました。

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会場には、i-ROADが自宅にやってきたらどう使いたいか、i-ROADにどんなサービスや機能があったら良いか、という質問の答えを自由に書き込めるコーナーもありました。 オープンカーの開発、こたつの用意、レースの開催など、柔軟な発想が楽しかったです。子供の書き込みが多かったのも印象的で、「大人になったらi-ROADを買いたいです」という具体的な要望も出ていました。未来のドライバーたちがこの乗り物にとても興味を寄せていることが分かりました。

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トヨタでは今後も、OPEN ROAD PROJECTのようなチャレンジを続けていきたいそうです。東京やグルノーブルでのシェアリングサービス「Ha:mo」を含めて考えれば、日本でもっとも超小型モビリティの普及を真剣に考えている会社と考えて良いでしょう。トヨタの次の一手に注目したいと思っています。

道路は人のために 交通は街のために

日本でも遅ればせながら、LRT(次世代型路面電車システム)をはじめとする新しい公共交通システムの導入を、各都市で検討するようになりました。しかしながら、LRTを走らせることそのものが目的となっていたり、LRTと自動車交通を敵対関係に置いたりという、欧州での成功事例とは異なる状況も散見されていることが気になってもいました。

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そんな中、新しい公共交通の導入を検討している我が国第2の都市、横浜市で7月2日に開催される「LRTフォーラム」で講演をさせていただくことになりました。

LRTフォーラムは、2003年に設立された「横浜にLRTを走らせる会」が、5年後に設立された「横浜の公共交通活性化をめざす会」との共催で、毎年夏に開催しているものです。プログラムにあるとおり、専門的なお話は他の方からしていただくことになっているので、私はさまざまなモビリティを見てきた立場からの話題を提供したいと考え、タイトルにあるようなテーマとしました。

最初の写真はフランスのパリで撮影したものです。道路は自動車のものでも、LRTのものでもなく、人間の多彩な移動に対応した空間になっています。しかもLRTがこの道路を走っているのは、地下鉄やバスといった既存の交通と連携して都市の移動をスムーズにするためという、明確な理由があります。こうした話題を、他の国内外都市での実例を交えながら提供したいと考えています。

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  横浜にLRTを走らせる会ウェブサイト=http://lrt.cocolog-nifty.com

LRTフォーラムが開催される波止場会館は、横浜の象の鼻パーク脇にあり、みなとみらい線日本大通り駅より徒歩4分、市営バス26系統大桟橋停留所より徒歩3分です。参加費は一般1000円、学生500円で、事前申し込みは不要です。多くの方のご来場をお待ちしております。よろしくお願いいたします。

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