このブログで何度も紹介してきた無人運転シャトルが、最近さらに注目を集めています。この分野を代表する車両は、ともに2014年に創業したフランス企業のイージーマイル社とナビヤ社が生み出したEZ10とアルマで、我が国では前者はDeNA、後者はソフトバンクグループのSBドライブが実証実験で走らせていることでおなじみです。
これまでイージーマイルは20カ国、ナビヤは17カ国でテストを重ねてきており、前者は25万kmを走破して32万人を運び、米国ではスクールバスとしても導入しています。一方これまで400台以上を生産したというナビヤは、2017年に6人乗りのタクシーキャブを新たに開発し、用途に合わせて2つの車種を提案する体制に進化しています。
こうした状況を見て、自動車メーカーをはじめ多くの企業がこの分野に参入しようとしています。我が国ではトヨタ自動車が1月に発表したe-Palette(イーパレット)が代表格ですが、昨年はソニー「ニューコンセプトカートSC-1」、今年はパナソニック「SPACe_C」と、家電大手もこの分野に参入を宣言。さらに無印良品を展開する良品計画は、フィンランドのSensible 4社の無人運転シャトルにデザインを提供しました。
個人的に興味を抱いたのは、東洋経済オンラインで記事にもした良品計画の「Gacha(ガチャ)シャトルバス(仮称)」です。詳細については記事を参照していただきたいですが、個人的に注目したのは技術ではなくデザインで世界に進出していることと、降雪時や凍結路面でも無人運転を可能とする世界初の全天候型としていることで、後者は世界的な豪雪地域を抱える日本でも有効ではないかと思いました。
東洋経済オンラインの記事 = https://toyokeizai.net/articles/-/250460
以前も紹介したように、無人運転シャトルは2012年から4年間続いたEU助成型研究開発フレームワークプログラムCityMobil2が源流です。そこから生まれたイージーマイルとナビヤだけでなく、国内外から多くの車両が登場しているのは、世界的に地域交通維持に課題が山積しており、問題解決のための無人運転というコンセプトに多くの人が期待しているからでしょう。その状況にいち早く注目したCityMobil2の先見性を改めて評価したいと思います。
これまでイージーマイルは20カ国、ナビヤは17カ国でテストを重ねてきており、前者は25万kmを走破して32万人を運び、米国ではスクールバスとしても導入しています。一方これまで400台以上を生産したというナビヤは、2017年に6人乗りのタクシーキャブを新たに開発し、用途に合わせて2つの車種を提案する体制に進化しています。
こうした状況を見て、自動車メーカーをはじめ多くの企業がこの分野に参入しようとしています。我が国ではトヨタ自動車が1月に発表したe-Palette(イーパレット)が代表格ですが、昨年はソニー「ニューコンセプトカートSC-1」、今年はパナソニック「SPACe_C」と、家電大手もこの分野に参入を宣言。さらに無印良品を展開する良品計画は、フィンランドのSensible 4社の無人運転シャトルにデザインを提供しました。
個人的に興味を抱いたのは、東洋経済オンラインで記事にもした良品計画の「Gacha(ガチャ)シャトルバス(仮称)」です。詳細については記事を参照していただきたいですが、個人的に注目したのは技術ではなくデザインで世界に進出していることと、降雪時や凍結路面でも無人運転を可能とする世界初の全天候型としていることで、後者は世界的な豪雪地域を抱える日本でも有効ではないかと思いました。
東洋経済オンラインの記事 = https://toyokeizai.net/articles/-/250460
以前も紹介したように、無人運転シャトルは2012年から4年間続いたEU助成型研究開発フレームワークプログラムCityMobil2が源流です。そこから生まれたイージーマイルとナビヤだけでなく、国内外から多くの車両が登場しているのは、世界的に地域交通維持に課題が山積しており、問題解決のための無人運転というコンセプトに多くの人が期待しているからでしょう。その状況にいち早く注目したCityMobil2の先見性を改めて評価したいと思います。