今週日曜日、福井県永平寺町で、産業技術総合研究所(産総研)・ヤマハ発動機・三菱電機・ソリトンシステムズが開発に関わった、日本初の自動運転レベル4による移動サービスが始まりました。レベル4については今年4月1日に解禁となったものの、各種許可が必要になることから実現はしばらく先と思っていたので、予想より早い実現という印象を受けましたが、現場を知っている者としては納得できるところもあり、拙速ではないと理解しています。
というのも、今回レベル4が導入されたルートは、鉄道の廃線跡を活用した遊歩道であるうえに、交差する道路がないからです。永平寺町の自動運転は、レベル2だった時代に全線を通して乗ったことがありますが、途中国道など何本かの道路と交差します。今回はその部分を除いた約2kmで実施しているのです。とはいえレベル4には限定された領域という条件があり、走行する道路は公道(永平寺町道)なので、日本初という表現は妥当だと思っています。
永平寺町が扉を開けてくれたことで、廃線後の道路を活用したBRTなどでは、レベル4の実現性が高くなったと言えます。続いて茨城県境町のように、レベル2でありながら他の自動車との混流や交差点の通過、右左折などを実現している地域で、課題をクリアしながらレベル4を目指していくのではないでしょうか。とはいえいずれも移動サービスに限った話であり、1年前のブログで書いたとおり、マイカー(自家用車)の完全自動運転、つまりレベル5は当面先という考えは変わりません。
ところで今回のニュースを含めて、最近自動運転の話題を見るたびに感じているのは、同じAIを使う、
というのも、今回レベル4が導入されたルートは、鉄道の廃線跡を活用した遊歩道であるうえに、交差する道路がないからです。永平寺町の自動運転は、レベル2だった時代に全線を通して乗ったことがありますが、途中国道など何本かの道路と交差します。今回はその部分を除いた約2kmで実施しているのです。とはいえレベル4には限定された領域という条件があり、走行する道路は公道(永平寺町道)なので、日本初という表現は妥当だと思っています。
永平寺町が扉を開けてくれたことで、廃線後の道路を活用したBRTなどでは、レベル4の実現性が高くなったと言えます。続いて茨城県境町のように、レベル2でありながら他の自動車との混流や交差点の通過、右左折などを実現している地域で、課題をクリアしながらレベル4を目指していくのではないでしょうか。とはいえいずれも移動サービスに限った話であり、1年前のブログで書いたとおり、マイカー(自家用車)の完全自動運転、つまりレベル5は当面先という考えは変わりません。
ところで今回のニュースを含めて、最近自動運転の話題を見るたびに感じているのは、同じAIを使う、