京都市でバスや地下鉄を運行する京都市交通局が、6月1日に市バスのダイヤ改正を行うと発表しました。オフィシャルサイトにくわしい説明がありますが、大きな柱としては、コロナ禍後の利用状況に応じた増便、洛西地域のまちづくりと連携した運行の見直し、観光特急バスの新設など観光系統の再編の3つがあります。
バスのダイヤ改正というと、最近は運転士不足を受けての減便や路線廃止などのニュースが多い中で、市バスは一部で減便をしつつ、利便性を高めるための増便や路線新設も行っており、全体では車両数、走行キロ数ともに増えています。鉄道駅との接続を重視していることも目立つ点で、京都駅から地下鉄とバスを乗り継いで観光地に行ってもらうことで、生活路線の混雑緩和を狙っているようです。
京都市交通局のダイヤ改正を伝えるサイトはこちら
また洛西地域では地域活性化の取り組みが進んでおり、新ダイヤはその一環でもあります。この地域にある洛西ニュータウンは当初、地下鉄が延伸される計画があったものの、財政難から実現せず、人口減少と高齢化に悩んでいます。しかし21世紀に入って東側を走る阪急電鉄京都線に洛西口駅、JR西日本京都線に桂川駅が生まれており、この2駅とニュータウン内の洛西バスターミナルを結ぶ路線や便を充実させるとのことです。
洛西地域には市バスのほか京阪京都交通、阪急バス、ヤサカバスと4つのバス事業者がありますが、ICカード定期券であれば、どの事業者のバスに乗ってもいいという仕組みも予定しているそうです。一方市の中心部では、市バスと民営の京都バスで重複していた系統番号を別々にするという動きもあります。市バスと京都バスは以前から連絡定期券や一日乗車券で連携しており、回数券は市内を走る9つの事業者すべてで使えるものもあるなど、一元化が進んでいます。
だからこそ鉄道の一元化も進めてほしいと思っています。現在京都市内を走る鉄道は、JR西日本、阪急電鉄、京阪電気鉄道、近畿日本鉄道、京福電気鉄道(嵐電)、叡山電鉄、市営地下鉄と7つの事業者がありますが、一部の事業者が一日乗車券などで連携しているだけで、地下鉄四条駅と阪急烏丸駅のように、乗り換え駅なのに駅名が違ったりする場所もあります。
実は外国人向けには、京都をはじめ関西地区のJR以外のほとんどの鉄道に乗ることができる「KANSAI RAILWAY PASS 2day/3day」という、MaaSと呼びたくなるような乗車券があります。以前から課題になっている市バスの混雑解消には、当事者も提案しているように、鉄道との連携が効果的です。京都市内のすべての鉄道が単一のチケットで乗れるようになれば、現在のようなバス依存が少し薄まるような気がしています。
バスのダイヤ改正というと、最近は運転士不足を受けての減便や路線廃止などのニュースが多い中で、市バスは一部で減便をしつつ、利便性を高めるための増便や路線新設も行っており、全体では車両数、走行キロ数ともに増えています。鉄道駅との接続を重視していることも目立つ点で、京都駅から地下鉄とバスを乗り継いで観光地に行ってもらうことで、生活路線の混雑緩和を狙っているようです。
京都市交通局のダイヤ改正を伝えるサイトはこちら
また洛西地域では地域活性化の取り組みが進んでおり、新ダイヤはその一環でもあります。この地域にある洛西ニュータウンは当初、地下鉄が延伸される計画があったものの、財政難から実現せず、人口減少と高齢化に悩んでいます。しかし21世紀に入って東側を走る阪急電鉄京都線に洛西口駅、JR西日本京都線に桂川駅が生まれており、この2駅とニュータウン内の洛西バスターミナルを結ぶ路線や便を充実させるとのことです。
洛西地域には市バスのほか京阪京都交通、阪急バス、ヤサカバスと4つのバス事業者がありますが、ICカード定期券であれば、どの事業者のバスに乗ってもいいという仕組みも予定しているそうです。一方市の中心部では、市バスと民営の京都バスで重複していた系統番号を別々にするという動きもあります。市バスと京都バスは以前から連絡定期券や一日乗車券で連携しており、回数券は市内を走る9つの事業者すべてで使えるものもあるなど、一元化が進んでいます。
だからこそ鉄道の一元化も進めてほしいと思っています。現在京都市内を走る鉄道は、JR西日本、阪急電鉄、京阪電気鉄道、近畿日本鉄道、京福電気鉄道(嵐電)、叡山電鉄、市営地下鉄と7つの事業者がありますが、一部の事業者が一日乗車券などで連携しているだけで、地下鉄四条駅と阪急烏丸駅のように、乗り換え駅なのに駅名が違ったりする場所もあります。
実は外国人向けには、京都をはじめ関西地区のJR以外のほとんどの鉄道に乗ることができる「KANSAI RAILWAY PASS 2day/3day」という、MaaSと呼びたくなるような乗車券があります。以前から課題になっている市バスの混雑解消には、当事者も提案しているように、鉄道との連携が効果的です。京都市内のすべての鉄道が単一のチケットで乗れるようになれば、現在のようなバス依存が少し薄まるような気がしています。