仕事で東京お台場に行ったので、東京ビッグサイトで開催されていた「ハイウェイテクノフェア2024」を見てきました。公益財団法人高速道路調査会が開いているもので、今年は第20回目になるそうです。リアル開催は今週木・金曜日の2日間だけでしたが、同じ内容をオンライン展でも展開しており、こちらは10月17日まで開催しているので、興味のある方はご覧になってください。
会場にはNEXCO東日本/中日本/西日本、首都高/阪神高速/本四高速のグループに加えて、橋梁やトンネル、照明や標識、点検や診断など、高速道路に関するさまざまな展示が行われていました。内容的にはB to Bが対象のようでしたが、「はたらくくるま」なども数多く置かれていたので、もっと一般向けに周知しても良さそうに思いました。
ハイウェイテクノフェア2024のページはこちら
そう思ったのは最新技術の中に、現在高速道路が抱えている問題解決のヒントがあると感じたからです。たとえばAIを使って交通インシデントを早期発見・対応したり、標識や表示を回転させて内容を切り替える装置を活用すれば、逆走の対策ができそうに思えました。高度な技術や柔軟な発想があることは展示から伝わってきたので、それを多方面に活かしていくことも大切だと感じました。
せっかく高速道路を取り上げたので、個人的に気になっていることも記しておきます。そのひとつは、地方に行くと2車線の道路が多いことです。国土交通省の資料を見ると、仏独や韓国では、2車線の高速道路は存在せず、米国でもごくわずかとなっています。そして我が国の高速道路の事故率では、4車線以上のおよそ2倍という数字もあります。
先月も鳥取自動車道のトンネル内で正面衝突事故がありましたが、中央分離帯もない2車線なのに高速道路扱いした結果、スピードを出す自動車が増え、対向車線へのはみ出しなどが起こるのではないでしょうか。個人的にはあれを高速道路と呼ぶべきではなく、制限速度も一般道路並みにすべきだと考えています。
国土交通省の資料はこちら
日本の高速道路の長さは、2車線区間を含めても上記の海外諸国と比べて短いというデータもあります。ただし多くの地方で人口が減少していることを考えれば、新規路線の建設より前に、今ある2車線道路を4車線にすることを望みます。基本となる道路を広く作っておけば、工事の際の代替車線確保などもしやすくなるはずです。
ちなみに同じ国土交通省の資料を見ると、2車線区間は東北、山陰、東九州などに目立つことがわかります。整備新幹線問題もそうですが、たださえ人口減少や高齢化などで厳しい環境にある地域が、インフラも脆弱というのは可哀想に思います。国土ネットワークという視点で高速道路網を整備するのであれば、太平洋側に近い規格を与えるべきではないでしょうか。首都圏などへの人口集中の理由は、ここにもあるような気がします。
会場にはNEXCO東日本/中日本/西日本、首都高/阪神高速/本四高速のグループに加えて、橋梁やトンネル、照明や標識、点検や診断など、高速道路に関するさまざまな展示が行われていました。内容的にはB to Bが対象のようでしたが、「はたらくくるま」なども数多く置かれていたので、もっと一般向けに周知しても良さそうに思いました。
ハイウェイテクノフェア2024のページはこちら
そう思ったのは最新技術の中に、現在高速道路が抱えている問題解決のヒントがあると感じたからです。たとえばAIを使って交通インシデントを早期発見・対応したり、標識や表示を回転させて内容を切り替える装置を活用すれば、逆走の対策ができそうに思えました。高度な技術や柔軟な発想があることは展示から伝わってきたので、それを多方面に活かしていくことも大切だと感じました。
せっかく高速道路を取り上げたので、個人的に気になっていることも記しておきます。そのひとつは、地方に行くと2車線の道路が多いことです。国土交通省の資料を見ると、仏独や韓国では、2車線の高速道路は存在せず、米国でもごくわずかとなっています。そして我が国の高速道路の事故率では、4車線以上のおよそ2倍という数字もあります。
先月も鳥取自動車道のトンネル内で正面衝突事故がありましたが、中央分離帯もない2車線なのに高速道路扱いした結果、スピードを出す自動車が増え、対向車線へのはみ出しなどが起こるのではないでしょうか。個人的にはあれを高速道路と呼ぶべきではなく、制限速度も一般道路並みにすべきだと考えています。
国土交通省の資料はこちら
日本の高速道路の長さは、2車線区間を含めても上記の海外諸国と比べて短いというデータもあります。ただし多くの地方で人口が減少していることを考えれば、新規路線の建設より前に、今ある2車線道路を4車線にすることを望みます。基本となる道路を広く作っておけば、工事の際の代替車線確保などもしやすくなるはずです。
ちなみに同じ国土交通省の資料を見ると、2車線区間は東北、山陰、東九州などに目立つことがわかります。整備新幹線問題もそうですが、たださえ人口減少や高齢化などで厳しい環境にある地域が、インフラも脆弱というのは可哀想に思います。国土ネットワークという視点で高速道路網を整備するのであれば、太平洋側に近い規格を与えるべきではないでしょうか。首都圏などへの人口集中の理由は、ここにもあるような気がします。