4月1日、関東地方と関西地方で、それぞれの地域で事業を展開する鉄道会社が合併します。新京成電鉄が京成電鉄、泉北高速鉄道が南海電気鉄道に統合されるというもので、新しい路線名は京成松戸線、南海泉北線になります。

それ以前から新京成電鉄は京成グループ、泉北高速鉄道は南海グループに属していたので、意外な話ではないものの、ひと昔前まではバスを含めて分社化のほうが多かったので、新鮮な印象を受けています。それとともに、両社とも独自だった車両やインフラのデザインが、合併相手の会社のそれに統一される可能性が出てきたことで、複雑な気持ちになりました。
というのも、新京成電鉄はこのブログでも紹介したことがある「レイルウェイ・デザイナーズ・イブニング」の一昨年の回で、ジェントルピンクと呼ばれる鮮やかなカラーを核としたVI(ビジュアル・アイデンティティ)や車両デザインを解説していただいたという経緯があるからです。かなりこだわりのある内容だったので、京成のそれに一本化されることは、残念に思いました。

この回には南海電鉄の方も出席しており、和歌山市内を走る支線の加太さかな線について、地域とともに共創していくブランディングを紹介していました。加えて南海グループは泉北ニュータウンの活性化にも取り組んでいるので、その流れの中で、鉄道会社の合併という動きにつながったのかもしれないと考えました。
ダイヤの改正はどちらもありません。しかし運賃には大きな違いがあります。泉北線は南海電鉄の運賃体系を適用することで、初乗り運賃の二度払いを解消し、値下げを行うとのことです。大人の平均値下げ率は普通運賃はマイナス7.0%、通勤定期(1か月)はマイナス23.5%、通学定期運賃(大人1か月)はマイナス38.8%と、かなりのレベルになっています。しかしながら松戸線の運賃は、合併前と変わらないとのことです。
泉北高速鉄道は、始点の中百舌鳥(なかもず)駅から多くの電車が南海高野線に乗り入れ、ターミナルのなんば駅まで向かいます。しかし中百舌鳥駅では大阪メトロ御堂筋線も乗り入れていて、天王寺・なんば・心斎橋・梅田・新大阪駅などを経由することから、大阪の大動脈とも呼ばれるこの路線に乗り換える人も多かったようです。なので合併は、こうした乗客を南海電鉄に引き止めるという目的もあったと思っています。

一方の新京成電鉄は、終点の京成津田沼駅から一部の電車が、京成千葉線の千葉中央駅まで乗り入れています。一方東京方面に向かうには京成津田沼駅のほか、起点の松戸駅でJR東日本常磐線に乗り換えるなど、いくつかのルートがありますが、津田沼側のメインはJR総武線に乗り換え可能な、終点のひとつ手前の新津田沼駅です。京成津田沼駅の利用者は、東京メトロ東西線に直通運転する東葉高速鉄道と接続する北習志野駅とほぼ同じとなっています。
本来は南海電鉄のように運賃体系を統一すべきだと思うし、そうすれば京成津田沼駅乗り換えで東京方面に向かう人が増えるなど、会社にとってもメリットになるのではないでしょうか。ついでに言えば、新鎌ヶ谷駅で接続し、やはり東京都心に向かう電車が乗り入れる北総鉄道も、京成グループということでもあるので、同駅より東京側の運賃体系を統一したいところです。

新京成電鉄の終点は当初は新津田沼駅で、その後京成津田沼駅に変更したものの不評だったことから、両駅を結んだという経緯があり、この2駅の間はカーブが多いうえに、最初の写真にあるように単線で、ネックになっていることも気になります。地域の再開発と絡めて線路を地下化したうえで、東京方面に乗り入れできるような線形にすれば、沿線住民にとって喜ばれるのではないかと思います。
このブログで何度も書いてきていることですが、欧米ではひとつの都市圏の公共交通をひとつの交通公団などが運営する手法が一般的になっています。それを考えれば新京成電鉄と京成電鉄、泉北高速鉄道と南海電鉄の合併には賛同しています。そこで大切なのは、やはり利用者にとってメリットが実感できるようにすることでしょう。なので2つの合併劇で言えば、評価すべきはやはり南海電鉄の取り組みということになります。

それ以前から新京成電鉄は京成グループ、泉北高速鉄道は南海グループに属していたので、意外な話ではないものの、ひと昔前まではバスを含めて分社化のほうが多かったので、新鮮な印象を受けています。それとともに、両社とも独自だった車両やインフラのデザインが、合併相手の会社のそれに統一される可能性が出てきたことで、複雑な気持ちになりました。
というのも、新京成電鉄はこのブログでも紹介したことがある「レイルウェイ・デザイナーズ・イブニング」の一昨年の回で、ジェントルピンクと呼ばれる鮮やかなカラーを核としたVI(ビジュアル・アイデンティティ)や車両デザインを解説していただいたという経緯があるからです。かなりこだわりのある内容だったので、京成のそれに一本化されることは、残念に思いました。

この回には南海電鉄の方も出席しており、和歌山市内を走る支線の加太さかな線について、地域とともに共創していくブランディングを紹介していました。加えて南海グループは泉北ニュータウンの活性化にも取り組んでいるので、その流れの中で、鉄道会社の合併という動きにつながったのかもしれないと考えました。
ダイヤの改正はどちらもありません。しかし運賃には大きな違いがあります。泉北線は南海電鉄の運賃体系を適用することで、初乗り運賃の二度払いを解消し、値下げを行うとのことです。大人の平均値下げ率は普通運賃はマイナス7.0%、通勤定期(1か月)はマイナス23.5%、通学定期運賃(大人1か月)はマイナス38.8%と、かなりのレベルになっています。しかしながら松戸線の運賃は、合併前と変わらないとのことです。
泉北高速鉄道は、始点の中百舌鳥(なかもず)駅から多くの電車が南海高野線に乗り入れ、ターミナルのなんば駅まで向かいます。しかし中百舌鳥駅では大阪メトロ御堂筋線も乗り入れていて、天王寺・なんば・心斎橋・梅田・新大阪駅などを経由することから、大阪の大動脈とも呼ばれるこの路線に乗り換える人も多かったようです。なので合併は、こうした乗客を南海電鉄に引き止めるという目的もあったと思っています。

一方の新京成電鉄は、終点の京成津田沼駅から一部の電車が、京成千葉線の千葉中央駅まで乗り入れています。一方東京方面に向かうには京成津田沼駅のほか、起点の松戸駅でJR東日本常磐線に乗り換えるなど、いくつかのルートがありますが、津田沼側のメインはJR総武線に乗り換え可能な、終点のひとつ手前の新津田沼駅です。京成津田沼駅の利用者は、東京メトロ東西線に直通運転する東葉高速鉄道と接続する北習志野駅とほぼ同じとなっています。
本来は南海電鉄のように運賃体系を統一すべきだと思うし、そうすれば京成津田沼駅乗り換えで東京方面に向かう人が増えるなど、会社にとってもメリットになるのではないでしょうか。ついでに言えば、新鎌ヶ谷駅で接続し、やはり東京都心に向かう電車が乗り入れる北総鉄道も、京成グループということでもあるので、同駅より東京側の運賃体系を統一したいところです。

新京成電鉄の終点は当初は新津田沼駅で、その後京成津田沼駅に変更したものの不評だったことから、両駅を結んだという経緯があり、この2駅の間はカーブが多いうえに、最初の写真にあるように単線で、ネックになっていることも気になります。地域の再開発と絡めて線路を地下化したうえで、東京方面に乗り入れできるような線形にすれば、沿線住民にとって喜ばれるのではないかと思います。
このブログで何度も書いてきていることですが、欧米ではひとつの都市圏の公共交通をひとつの交通公団などが運営する手法が一般的になっています。それを考えれば新京成電鉄と京成電鉄、泉北高速鉄道と南海電鉄の合併には賛同しています。そこで大切なのは、やはり利用者にとってメリットが実感できるようにすることでしょう。なので2つの合併劇で言えば、評価すべきはやはり南海電鉄の取り組みということになります。

















