2025年最後のブログは、少し前にここで取り上げた姫路から大阪への移動で使った、JR西日本の新快速を取り上げます。これまでも私は関西に行ったときに、しばしば新快速を使っていましたが、京都〜大阪間、新大阪〜三ノ宮間など30分以内の利用でした。今回は約1時間の乗車だったので、この電車の魅力をいろいろ考えることになりました。

姫路と大阪を結ぶ鉄道は、JR西日本の山陽新幹線と神戸線(山陽本線・東海道本線)、山陽電気鉄道+阪神電気鉄道と3通りあります。最速はもちろん新幹線ですが、今回は大阪の宿が野田駅の近くだったので、新幹線だと乗り換えが増え、所要時間は15分ぐらいしか変わらないことに気づきました。加えて費用は約3倍になります。山陽+阪神は運賃は安いですが、時間が30分ぐらい余計に掛かるうえに、直通特急は野田駅に停まりません。ということで新快速を選択したのです。
なぜ新快速は速いのでしょうか。理由としては、特別料金を取らない列車としては数少ない、最高速度130km/hでの運転を行っていることと、走行区間の半分近くになる草津〜西明石間が複々線となっていることが大きいと思いました。ちなみに我が国の特別料金不要列車が 130km/h 運転をしたのは新快速が初めてで、草津〜西明石間は日本最長の複々線区間になっているそうです。

首都圏で姫路〜大阪間に近い距離を探すと、東海道本線の小田原〜東京間があります。複々線区間が長いところも似ています。しかし新快速が87.9kmを 61分で走破するのに対し、小田原〜東京間は83.9kmを81分かけて走ります。首都圏で130km/hを実現している路線としては、つくばエクスプレスが思い浮かびますが、58.3kmを最速45分なので、スピードでは新快速が上回っています。しかも多くの通勤車両が使うロングシートではなく転換クロスシートを採用しているので、快適性も上です。
でも新快速は特別な存在ではなく、日中は1時間に4本、15分間隔で走っています。大阪駅では両方向ともに、0、15、30、45分に発車するというわかりやすさです。これも多くの利用者を集める理由になっているでしょう。しかも最近の鉄道は運転区間の短縮という流れがある中で、全区間約275kmを走破する列車もあります。特別料金を取らない列車では日本最長距離になるそうで、この区間内であれば乗換なしで移動できるのは、ありがたいことです。

前回の大阪万博が開催された1970年に、当時の国鉄の手で走り始めた新快速は、並行する民営鉄道への対抗として生まれました。しかしスピードでは新快速が上回ることから、ライバルは停車駅を増やし、座席指定の豪華車両を用意するなど、質を高める方向を目指しているようです。新快速も以前から「Aシート」という座席指定サービスはあり、来年春からは他の路線で好評の「うれシート」を導入しますが、後者は一般車両を活用する予定で、無理に戦わず棲み分けしようという気持ちが伝わってきます。
私が今回新快速に乗ったのは平日の夕刻ですが、姫路駅出発時点でもかなりの乗客がおり、地域に定着していることが伝わってきました。鉄道輸送の長所である高速性や定時性の高さ、低料金、長距離輸送という項目を、さまざまな挑戦によって高レベルで実現しているからでしょう。なによりも新幹線か新快速かという選択を、利用者に考えさせること自体が凄いことです。

今年もTHINK MOBILITYをお読みいただきありがとうございました。来週は正月休みをいただきます。次回の更新は2026年1月10日の予定です。良いお年をお迎えください。

姫路と大阪を結ぶ鉄道は、JR西日本の山陽新幹線と神戸線(山陽本線・東海道本線)、山陽電気鉄道+阪神電気鉄道と3通りあります。最速はもちろん新幹線ですが、今回は大阪の宿が野田駅の近くだったので、新幹線だと乗り換えが増え、所要時間は15分ぐらいしか変わらないことに気づきました。加えて費用は約3倍になります。山陽+阪神は運賃は安いですが、時間が30分ぐらい余計に掛かるうえに、直通特急は野田駅に停まりません。ということで新快速を選択したのです。
なぜ新快速は速いのでしょうか。理由としては、特別料金を取らない列車としては数少ない、最高速度130km/hでの運転を行っていることと、走行区間の半分近くになる草津〜西明石間が複々線となっていることが大きいと思いました。ちなみに我が国の特別料金不要列車が 130km/h 運転をしたのは新快速が初めてで、草津〜西明石間は日本最長の複々線区間になっているそうです。

首都圏で姫路〜大阪間に近い距離を探すと、東海道本線の小田原〜東京間があります。複々線区間が長いところも似ています。しかし新快速が87.9kmを 61分で走破するのに対し、小田原〜東京間は83.9kmを81分かけて走ります。首都圏で130km/hを実現している路線としては、つくばエクスプレスが思い浮かびますが、58.3kmを最速45分なので、スピードでは新快速が上回っています。しかも多くの通勤車両が使うロングシートではなく転換クロスシートを採用しているので、快適性も上です。
でも新快速は特別な存在ではなく、日中は1時間に4本、15分間隔で走っています。大阪駅では両方向ともに、0、15、30、45分に発車するというわかりやすさです。これも多くの利用者を集める理由になっているでしょう。しかも最近の鉄道は運転区間の短縮という流れがある中で、全区間約275kmを走破する列車もあります。特別料金を取らない列車では日本最長距離になるそうで、この区間内であれば乗換なしで移動できるのは、ありがたいことです。

前回の大阪万博が開催された1970年に、当時の国鉄の手で走り始めた新快速は、並行する民営鉄道への対抗として生まれました。しかしスピードでは新快速が上回ることから、ライバルは停車駅を増やし、座席指定の豪華車両を用意するなど、質を高める方向を目指しているようです。新快速も以前から「Aシート」という座席指定サービスはあり、来年春からは他の路線で好評の「うれシート」を導入しますが、後者は一般車両を活用する予定で、無理に戦わず棲み分けしようという気持ちが伝わってきます。
私が今回新快速に乗ったのは平日の夕刻ですが、姫路駅出発時点でもかなりの乗客がおり、地域に定着していることが伝わってきました。鉄道輸送の長所である高速性や定時性の高さ、低料金、長距離輸送という項目を、さまざまな挑戦によって高レベルで実現しているからでしょう。なによりも新幹線か新快速かという選択を、利用者に考えさせること自体が凄いことです。

今年もTHINK MOBILITYをお読みいただきありがとうございました。来週は正月休みをいただきます。次回の更新は2026年1月10日の予定です。良いお年をお迎えください。













