先月16日に発売された、日産自動車と三菱自動車工業の共同開発生産による軽自動車規格の電気自動車(軽EV)、日産「サクラ」と三菱「eKクロスEV」が、ともに人気を集めているようです。それとともに、日本人のEVに対する考えが、少しずつ変わってきていると感じています。

理由のひとつとして、2車種が軽自動車であることが大きいと考えています。軽自動車は近場の手軽な移動手段として生まれたカテゴリーで、実際に低速近距離移動が多くなっています。それは低回転でもっとも効率が高いというモーターの特性に合致するものであり、逆にEVの短所である航続距離の短さは目立たなくなります。そしてもうひとつのデメリットである充電時間の長さも、さほど影響はないと考えます。
全国軽自動車協会連合会の今年3月末の統計によると、自動車の保有台数に占める軽自動車の比率が高いのは高知・長崎・和歌山県などで、最下位は東京都となっています。一戸建てで暮らす人が多く、自宅で充電ができるうえに、他に自動車を持っており、長距離移動ではもう1台を使うというライフスタイルが思い浮かびます。逆にガソリンスタンドは廃業が目立っており、給油のために10kmぐらい走らなければならない場所もあります。それならEVのほうがいいと判断するのは自然でしょう。

少し前、電力不足が問題になったとき、電力消費のピーク時の急速充電を問題視する意見がありましたが、地方では多くの人がその時間、仕事や家の用事に忙殺されているはずで、外出する余裕などないと感じています。現に地方の道路は、朝夕は通勤で渋滞することもありますが、日中は閑散としている場所が多いという印象です。しかも世界各地の統計で、マイカーは90%以上の時間は車庫で休んでいるという数字が出ています。社会の実情を見たうえでの意見を出していただきたいものです。
しかも実際に日産サクラと三菱eKクロスEVに乗ると、走りの面でもEVのメリットを痛感します。軽自動車は車両重量に対して排気量が小さいので、加速時にはエンジン音が耳につき、レスポンスも遅れ気味です。その点EVはリニアに加速し、静かです。高級車はエンジン車でも静かで力もあるので、EVのメリットを感じにくいこともありますが、軽自動車ではその差は歴然としているのです。

ここまで乗用車について書いてきましたが、軽EVは商用車でもメリットがあります。静かで滑らかで反応が良いという長所は、労働者の疲労軽減につながるからです。もちろん住宅地の騒音防止にも貢献します。稼働時間が決まっていることを含めて、乗用車以上にEVに向いているカテゴリーだと感じます。ゆえに最近、先行する三菱自動車以外の複数のメーカーが参入を発表しているのでしょう。
自分自身は、すべての自動車をEVにすべきとは思いませんが、EVに向いているカテゴリーは確実にあると考えています。低速短距離移動がメインとなる軽自動車は、超小型モビリティやパーソナルモビリティともども、電動化との相性が良いと以前から感じていましたが、今回の試乗で、その気持ちがさらに強くなりました。

個人的には現在の軽自動車の規格に満足しているわけではありません、以前も書いたことですが、高速道路を使わないカテゴリーを新たに作り(現在の超小型モビリティのルールを当てはめてもいいかもしれません)、動力性能や安全性能をそれに見合ったレベルとすることで、コストダウンを図ることができれば、シティコミューターとしての存在価値がより高まるのではないかと考えています。

理由のひとつとして、2車種が軽自動車であることが大きいと考えています。軽自動車は近場の手軽な移動手段として生まれたカテゴリーで、実際に低速近距離移動が多くなっています。それは低回転でもっとも効率が高いというモーターの特性に合致するものであり、逆にEVの短所である航続距離の短さは目立たなくなります。そしてもうひとつのデメリットである充電時間の長さも、さほど影響はないと考えます。
全国軽自動車協会連合会の今年3月末の統計によると、自動車の保有台数に占める軽自動車の比率が高いのは高知・長崎・和歌山県などで、最下位は東京都となっています。一戸建てで暮らす人が多く、自宅で充電ができるうえに、他に自動車を持っており、長距離移動ではもう1台を使うというライフスタイルが思い浮かびます。逆にガソリンスタンドは廃業が目立っており、給油のために10kmぐらい走らなければならない場所もあります。それならEVのほうがいいと判断するのは自然でしょう。

少し前、電力不足が問題になったとき、電力消費のピーク時の急速充電を問題視する意見がありましたが、地方では多くの人がその時間、仕事や家の用事に忙殺されているはずで、外出する余裕などないと感じています。現に地方の道路は、朝夕は通勤で渋滞することもありますが、日中は閑散としている場所が多いという印象です。しかも世界各地の統計で、マイカーは90%以上の時間は車庫で休んでいるという数字が出ています。社会の実情を見たうえでの意見を出していただきたいものです。
しかも実際に日産サクラと三菱eKクロスEVに乗ると、走りの面でもEVのメリットを痛感します。軽自動車は車両重量に対して排気量が小さいので、加速時にはエンジン音が耳につき、レスポンスも遅れ気味です。その点EVはリニアに加速し、静かです。高級車はエンジン車でも静かで力もあるので、EVのメリットを感じにくいこともありますが、軽自動車ではその差は歴然としているのです。

ここまで乗用車について書いてきましたが、軽EVは商用車でもメリットがあります。静かで滑らかで反応が良いという長所は、労働者の疲労軽減につながるからです。もちろん住宅地の騒音防止にも貢献します。稼働時間が決まっていることを含めて、乗用車以上にEVに向いているカテゴリーだと感じます。ゆえに最近、先行する三菱自動車以外の複数のメーカーが参入を発表しているのでしょう。
自分自身は、すべての自動車をEVにすべきとは思いませんが、EVに向いているカテゴリーは確実にあると考えています。低速短距離移動がメインとなる軽自動車は、超小型モビリティやパーソナルモビリティともども、電動化との相性が良いと以前から感じていましたが、今回の試乗で、その気持ちがさらに強くなりました。

個人的には現在の軽自動車の規格に満足しているわけではありません、以前も書いたことですが、高速道路を使わないカテゴリーを新たに作り(現在の超小型モビリティのルールを当てはめてもいいかもしれません)、動力性能や安全性能をそれに見合ったレベルとすることで、コストダウンを図ることができれば、シティコミューターとしての存在価値がより高まるのではないかと考えています。
