先週に続いて二輪車の話題です。今回はヤマハ発動機の「ヤマハライディングアカデミー」のうち、運転免許は持っているけれど運転に自信がない初心者やリターンライダーを対象とした「ヤマハバイクレッスン」を取り上げます。先月取材する機会に恵まれ、インターネットメディア「マイナビニュース」で記事にしているので、興味のある方はご覧ください。

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ちなみに今回取材したのはU35、つまり35歳以下限定のオンロードレッスン&ツーリングコースで、運転免許を取りたてだったり、進学・就職でしばらく乗ることがなかったりという、若いライダー向けのコースでした。

まず驚いたのは、女性の参加者のほうが男性より多かったことと、免許は持っているけれど路上で乗ったことがない人が数人いたことです。いずれも私がライダーを始めた40年以上前とはかなり違う状況です。参加者2人に対してインストラクターひとりと、インストラクターの数が多いことも目につきました。そのために一回15人に制限しているそうで、毎回のように抽選になっているとのことです。

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実技では、半クラッチやUターンなど日常的なシーンで多用する操作の練習が印象的でした。当然ながら個人差があり、うまくできない人もいましたが、別のグループで練習を重ねていき、終了する頃には普通のメニューに合流していました。できるまでじっくり教えていく、学校のような姿勢に感心しました。



それでいて教育的な雰囲気は薄く、楽しみながら学んでいける場でもありました。写真でわかるように会場は広いので、仕上げの走行では加速やコーナリングを味わえ、その後の公道でのツーリングでは、緊張感の中で解放感や爽快感を満喫した様子でした。仲間づくりも目的のひとつと言っていたとおり、終了後はあちこちで話の輪ができていました。教習所にもサーキットにもない時間がそこにはありました。

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このようなレッスンが企画されるのは、二輪車が危険な部分も併せ持つ乗り物だからでしょう。エンストするだけでも転倒の可能性があるのですから。だからこそ参加者はみんな真剣に受講していたし、二輪車だけでなく自転車や自動車の運転も、安全かつ確実に行ってくれるのではないかと期待しています。

ヤマハのこの種の取り組みは半世紀以上の歴史を持ち、現在は日本以外でも実施されているそうです。そうした取り組みが評価され、私も審査委員を務めている本年度のグッドデザイン賞を受賞しました。さらに私は、審査委員が個人的に評価したものを選ぶ「私の選んだ一品2024」でもこれを選びました。

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「私の選んだ一品2024」の詳細はこちら

今年度のグッドデザイン賞の受賞展は、すでに終了していますが、私の選んだ一品2024は丸の内仲通りにあるGOOD DESIGN Marunouchiで展示が行われています。現在は第2期で、当方が選んだヤマハライディングアカデミーは今月14日からの第3期で紹介予定です。私を含めた審査委員がどんな気持ちでデザインを見つめているのか、気になる方は足を運んでみてください。