東京都内でウェイモの自動運転実証実験車両を見かけることが増えてきました。グーグルの自動運転研究開発部門が独立する形で生まれたウェイモは、東京都内の大手タクシー会社、日本交通と提携したのに続き、トヨタ自動車とも協業を合意したので、今後は我が国でもタクシーなどの自動運転の展開に関わることが予想されます。それを考えれば実証実験は納得できる動きです。

ところで最近、E2E(エンドツーエンド)という新しい自動運転の考え方が注目されています。私も最近知ったので、しっかり理解しているわけではありませんが、その範囲内で説明したいと思います。
従来の自動運転は「ルールベース」と呼ばれ、交通ルールをひとつひとつAIに読み込ませ、LiDAR(ライダー)などの高性能センサーや高精度地図(ダイナミックマップ)を使って実際の交通環境を読み取り、そこをルールに沿って走行するもので、ウェイモのほか日本の自動車メーカー、中国のバイドゥが立ち上げたアポロなどが採用してきました。
これに対してE2Eは、情報を取得するのはカメラだけで、その後はさまざまな交通環境を学習したAIがすべてを判断することから、この呼び名が付けられたようです。なのでLiDARや高精度地図は不要とのことです。生成AIが学校での勉強をしてこなかったのに、インターネットの情報を取り込んで文章を作成する状況に通じるところがあります。

こちらは米国テスラが、母国で自動運転レベル2ではあるもののハンズオフ(手放し運転)を実現する高度運転支援機能「FSD(フル・セルフ・ドライビング)」でE2E方式を導入し、テキサス州オースティンで運用が始まった「ロボタクシー」に採用。日本では導入を前にテスト走行が始まっています。中国のファーウェイもこの方式を使っており、我が国では自動運転スタートアップのチューリングがこの方式に取り組んでいます。
E2E方式は、ルールベースでは戸惑ってしまう、路上駐車や道路工事などにも柔軟に対応できるほか、高精度地図が必要ないので、道を選ばずどこでも行けるという利点もあるそうです。なので限定領域で完全自動運転を実現するレベル4の上、限定領域なしのレベル5にはこちらのほうが適していると言われています。しかもLiDARや高精度地図を使わないため、コスト面でも有利です。だからでしょう、経済メディアでも取り上げることが多くなっています。
生成AIを使っていると、たしかに戸惑うことなくさまざまな質問に答えてくれますが、ところどころ適当に見繕って回答を出す、「ずる賢さ」を感じることがあります。なので法律分野などは、現状では信頼できるレベルにないと認識しています。E2Eに携わる関係者の中には、将棋や囲碁でAIが人間に勝ちはじめたので運転もAIでいけるのではないかという考えを持っているようですが、事故が起こると最悪の場合、他人や自分の命を落とす可能性があることは、わきまえておいてもらいたいと思います。

経済産業省「『モビリティDX戦略』2025年のアップデート」はこちら
とはいえAIの進化のスピードは驚くべきレベルであり、当初は使い物にならなかった音声入力や翻訳は、今や信頼できるレベルに達しています。なのでE2Eの自動運転がルールベースと同等の信頼性を手に入れ、駐車車両や工事箇所をスムーズに回避していくようになれば、自動運転の主流になるかもしれません。 となるとやはり、受け手の気持ちが大事になりそうです。日本も自動運転の技術レベルは高いと信じているので、それを育てるようなマインドが求められていると感じています。

ところで最近、E2E(エンドツーエンド)という新しい自動運転の考え方が注目されています。私も最近知ったので、しっかり理解しているわけではありませんが、その範囲内で説明したいと思います。
従来の自動運転は「ルールベース」と呼ばれ、交通ルールをひとつひとつAIに読み込ませ、LiDAR(ライダー)などの高性能センサーや高精度地図(ダイナミックマップ)を使って実際の交通環境を読み取り、そこをルールに沿って走行するもので、ウェイモのほか日本の自動車メーカー、中国のバイドゥが立ち上げたアポロなどが採用してきました。
これに対してE2Eは、情報を取得するのはカメラだけで、その後はさまざまな交通環境を学習したAIがすべてを判断することから、この呼び名が付けられたようです。なのでLiDARや高精度地図は不要とのことです。生成AIが学校での勉強をしてこなかったのに、インターネットの情報を取り込んで文章を作成する状況に通じるところがあります。

こちらは米国テスラが、母国で自動運転レベル2ではあるもののハンズオフ(手放し運転)を実現する高度運転支援機能「FSD(フル・セルフ・ドライビング)」でE2E方式を導入し、テキサス州オースティンで運用が始まった「ロボタクシー」に採用。日本では導入を前にテスト走行が始まっています。中国のファーウェイもこの方式を使っており、我が国では自動運転スタートアップのチューリングがこの方式に取り組んでいます。
E2E方式は、ルールベースでは戸惑ってしまう、路上駐車や道路工事などにも柔軟に対応できるほか、高精度地図が必要ないので、道を選ばずどこでも行けるという利点もあるそうです。なので限定領域で完全自動運転を実現するレベル4の上、限定領域なしのレベル5にはこちらのほうが適していると言われています。しかもLiDARや高精度地図を使わないため、コスト面でも有利です。だからでしょう、経済メディアでも取り上げることが多くなっています。
生成AIを使っていると、たしかに戸惑うことなくさまざまな質問に答えてくれますが、ところどころ適当に見繕って回答を出す、「ずる賢さ」を感じることがあります。なので法律分野などは、現状では信頼できるレベルにないと認識しています。E2Eに携わる関係者の中には、将棋や囲碁でAIが人間に勝ちはじめたので運転もAIでいけるのではないかという考えを持っているようですが、事故が起こると最悪の場合、他人や自分の命を落とす可能性があることは、わきまえておいてもらいたいと思います。

経済産業省「『モビリティDX戦略』2025年のアップデート」はこちら
とはいえAIの進化のスピードは驚くべきレベルであり、当初は使い物にならなかった音声入力や翻訳は、今や信頼できるレベルに達しています。なのでE2Eの自動運転がルールベースと同等の信頼性を手に入れ、駐車車両や工事箇所をスムーズに回避していくようになれば、自動運転の主流になるかもしれません。 となるとやはり、受け手の気持ちが大事になりそうです。日本も自動運転の技術レベルは高いと信じているので、それを育てるようなマインドが求められていると感じています。
