神奈川県川崎市と千葉県木更津市をトンネルと橋で結ぶ自動車専用有料道路、東京湾アクアライン。何度も利用してきた道ですが、今年の秋、いつもと違う状況に遭遇しました。週末の土曜日より平日の金曜日のほうが混雑していたのです。時刻は同じ夕方ぐらいだったのですが、土曜日は以前体験したような渋滞がまったくなかったのです。

知っている人がいるかもしれませんが、東京湾アクアラインは時間帯別料金を採用しており、今年の4月からは、土日祝日の上り線(川崎方面)の13〜19時は、ETC利用の料金が通常の2倍の1600円になる代わりに、20時から翌日4時までは400円に下がります。
そのことは知ってはいましたが、私は距離と時間と費用を比較したうえで移動手段を選択することが多いので、安さのために数時間待つということはせず、そのまま通過しました。あとで料金をチェックしたら、土曜日の分は1600円になっていましたが、「時は金なり」であり、2倍の料金を支払ったおかげで、渋滞を回避できたと解釈しています。
そのアクアラインをテーマとした会議が、11月14日に千葉県で開催されました。第5回東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会がそれです。アクアラインの時間帯別料金は2年前から実施していて、ETCを使えば普通車で通常800円の片道料金を、土日祝日の上り線は13〜20時が1200円、20〜24時は600円にしました。しかし依然として13〜19時に渋滞が発生したうえに、下り線でも朝の5〜7時に交通集中があったそうです。
そこで今年4月からは、上に書いたように変動幅を大きくし、下り線も0〜4時は400円、5〜7時は1000円としました。その結果、ピーク時の所要時間は土曜日が3分、日曜日が5分とやや減少し、早朝深夜はかなり増えるという結果が出ました。早朝深夜については、これまで京葉道路経由だった人がアクアラインに流れたという分析もあります。

東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会のページはこちら
ピーク時でも土曜日は3分の短縮なので、自分が走った日は例外的だったのかもしれませんが、高速バスについては最大で14分短縮、1日累計遅延時間は約41%減少と、一定の効果は出ているとしています。

一連の対策でわかるように、現在のアクアラインは、神奈川県や東京都の人たちが千葉県に出かける、観光路線としての意味合いが大きくなっています。途中にある海ほたるパーキングエリアも観光スポットになっています。観光目的であれば、帰宅時間が決まってはおらず、千葉県側で過ごしてもらう時間を長くし、消費を伸ばしてもらうというメリットもあります。
日本は航空運賃を除くと、時間帯でここまで大きな差をつけることは、モビリティシーンではあまり見られませんでした。でも観光路線であれば、需要の平準化のためにも、このぐらいの差別化はして良いと思っています。 逆に平日に時間帯別料金を導入することは、通勤を含めた業務でアクアラインを使う千葉県民に影響が出るので、しないでしょう。なので平日の渋滞については、しばらくは我慢するしかなさそうです。

ただし千葉県内で、アクアライン周辺自治体の人口が急激に増えているかというと、そうとは言えません。千葉県の統計では、2019〜23年の人口増加数トップは5年連続で流山市で、2位には千葉市、柏市、松戸市がランクイン。アクアラインが乗り入れる木更津市、インターチェンジから近い袖ケ浦市も増えていますが上位ではなく、逆に周辺の君津市や富津市が、減少数が多い自治体ベスト5に入る年もあります。
人口増加が目立っているのはつくばエクスプレスをはじめ、東京に直結する鉄道路線が走っている場所で、やはり鉄道の輸送力や定時性が人口増加に効果的だと実感します。しかし空いていれば17分で通過できるアクアラインから近い自治体の人口が減少というのは、もったいない感じがします。観光目的で来た人を定住人口に育てていくようなアクアライン活用にも、期待したいと思っているところです。

知っている人がいるかもしれませんが、東京湾アクアラインは時間帯別料金を採用しており、今年の4月からは、土日祝日の上り線(川崎方面)の13〜19時は、ETC利用の料金が通常の2倍の1600円になる代わりに、20時から翌日4時までは400円に下がります。
そのことは知ってはいましたが、私は距離と時間と費用を比較したうえで移動手段を選択することが多いので、安さのために数時間待つということはせず、そのまま通過しました。あとで料金をチェックしたら、土曜日の分は1600円になっていましたが、「時は金なり」であり、2倍の料金を支払ったおかげで、渋滞を回避できたと解釈しています。
そのアクアラインをテーマとした会議が、11月14日に千葉県で開催されました。第5回東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会がそれです。アクアラインの時間帯別料金は2年前から実施していて、ETCを使えば普通車で通常800円の片道料金を、土日祝日の上り線は13〜20時が1200円、20〜24時は600円にしました。しかし依然として13〜19時に渋滞が発生したうえに、下り線でも朝の5〜7時に交通集中があったそうです。
そこで今年4月からは、上に書いたように変動幅を大きくし、下り線も0〜4時は400円、5〜7時は1000円としました。その結果、ピーク時の所要時間は土曜日が3分、日曜日が5分とやや減少し、早朝深夜はかなり増えるという結果が出ました。早朝深夜については、これまで京葉道路経由だった人がアクアラインに流れたという分析もあります。

東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会のページはこちら
ピーク時でも土曜日は3分の短縮なので、自分が走った日は例外的だったのかもしれませんが、高速バスについては最大で14分短縮、1日累計遅延時間は約41%減少と、一定の効果は出ているとしています。

一連の対策でわかるように、現在のアクアラインは、神奈川県や東京都の人たちが千葉県に出かける、観光路線としての意味合いが大きくなっています。途中にある海ほたるパーキングエリアも観光スポットになっています。観光目的であれば、帰宅時間が決まってはおらず、千葉県側で過ごしてもらう時間を長くし、消費を伸ばしてもらうというメリットもあります。
日本は航空運賃を除くと、時間帯でここまで大きな差をつけることは、モビリティシーンではあまり見られませんでした。でも観光路線であれば、需要の平準化のためにも、このぐらいの差別化はして良いと思っています。 逆に平日に時間帯別料金を導入することは、通勤を含めた業務でアクアラインを使う千葉県民に影響が出るので、しないでしょう。なので平日の渋滞については、しばらくは我慢するしかなさそうです。

ただし千葉県内で、アクアライン周辺自治体の人口が急激に増えているかというと、そうとは言えません。千葉県の統計では、2019〜23年の人口増加数トップは5年連続で流山市で、2位には千葉市、柏市、松戸市がランクイン。アクアラインが乗り入れる木更津市、インターチェンジから近い袖ケ浦市も増えていますが上位ではなく、逆に周辺の君津市や富津市が、減少数が多い自治体ベスト5に入る年もあります。
人口増加が目立っているのはつくばエクスプレスをはじめ、東京に直結する鉄道路線が走っている場所で、やはり鉄道の輸送力や定時性が人口増加に効果的だと実感します。しかし空いていれば17分で通過できるアクアラインから近い自治体の人口が減少というのは、もったいない感じがします。観光目的で来た人を定住人口に育てていくようなアクアライン活用にも、期待したいと思っているところです。
