10年ぐらいぶりに二輪車を乗り換えました。先月から乗りはじめたのはドゥカティ「スクランブラー」で、年齢や体力を考えて軽い車両にしたかったのと、安全快適装備が充実したマシンにしたかったというのが理由にありました。特に後者については取材で何台かに試乗して、進化の幅が大きいと感じていたので、それを確かめてみようという気持ちもありました。

最近、とりわけ中型以上の二輪車で目立つのが、クラッチ操作をせずに変速ができるトランスミッションの導入です。四輪車のATやCVTと似たような流れと思うかもしれませんが、大きく違うのはマニュアルトランスミッションをベースにクラッチの自動化を実現したところです。

ホンダやヤマハ、BMWなどが手がけていて、メカニズムや操作方法、作動の感触は違いますが、どれもいままでのギアボックスを流用しながらクラッチ操作を省略しているので、楽しさはそのまま。それでいて一部の車種は四輪車のようにDレンジに入れたまま走れます。発進停止以外のクラッチ操作を不要としたクイックシフターという機構もあり、これは私のドゥカティにもついていて、ありがたいと思っているところです。
実は四輪車でも一時期、スポーツモデルに同様のメカニズムが搭載されましたが、変速ショックを嫌う人が多く、まもなく消滅しました。最近になってフェラーリが2ペダルでも3ペダルでもドライブできるトランスミッションを発表しましたが、こちらは2ペダルをベースにクラッチ操作も選べるようにしたもので、出発点が異なります。操縦の喜びをどこまで重視するか、が二輪車と四輪車で大きく違うことを教えられます。
この種のトランスミッションは安全でもあることは、ヤマハのサーキット試乗会で痛感しました。コーナーの手前でブレーキとシフトダウンを同時に行うときは、路面や速度の確認を行いつつ、両手両足をすべて駆使するので、どれかが遅れたり荒くなったりしがちです。AT限定の運転免許でも乗れるので、間口を広げる効果がありそうですが、ベテランライダーにも向く機構だと思いました。
安全性と言えばもうひとつ、6軸IMU (慣性計測装置)もあります。前後、左右、上下の軸をチェックするセンサーを持ち、車体を傾けながら曲がる二輪車の特性に合わせてABSやトラクションコントロールの効き方を制御してくれます。昔、タイヤが新品のスーパースポーツに試乗したとき、それほど速度を出していないのにコーナーでインジケーターが点滅していることに気づいて、文字どおり救われた気持ちになりました。

こうした機能の切り替えを行ううえで不可欠なのがデジタルメーターです。一部の車種ではスマートフォンと連携して、電話の通話やナビの矢印表示などができます。アナログ式のメーターには独特の味わいがありますが、二輪車は四輪車のように大きなディスプレイは使えないので、多彩な機能をわかりやすく見せるという点で、メーターのデジタル化は賛同しています。

二輪車は四輪車よりリスクの大きい乗り物ではありますが、道路交通そのものがリスクの大きい場であることを自覚しやすいことはメリットだと考えています。とはいえシニア予備軍の自分にとっては、楽しさを失わずに安全性や快適性をサポートしてくれる装備は、いつまでもライディングを楽しむうえで必須だと実感しているところです。

最近、とりわけ中型以上の二輪車で目立つのが、クラッチ操作をせずに変速ができるトランスミッションの導入です。四輪車のATやCVTと似たような流れと思うかもしれませんが、大きく違うのはマニュアルトランスミッションをベースにクラッチの自動化を実現したところです。

ホンダやヤマハ、BMWなどが手がけていて、メカニズムや操作方法、作動の感触は違いますが、どれもいままでのギアボックスを流用しながらクラッチ操作を省略しているので、楽しさはそのまま。それでいて一部の車種は四輪車のようにDレンジに入れたまま走れます。発進停止以外のクラッチ操作を不要としたクイックシフターという機構もあり、これは私のドゥカティにもついていて、ありがたいと思っているところです。
実は四輪車でも一時期、スポーツモデルに同様のメカニズムが搭載されましたが、変速ショックを嫌う人が多く、まもなく消滅しました。最近になってフェラーリが2ペダルでも3ペダルでもドライブできるトランスミッションを発表しましたが、こちらは2ペダルをベースにクラッチ操作も選べるようにしたもので、出発点が異なります。操縦の喜びをどこまで重視するか、が二輪車と四輪車で大きく違うことを教えられます。
この種のトランスミッションは安全でもあることは、ヤマハのサーキット試乗会で痛感しました。コーナーの手前でブレーキとシフトダウンを同時に行うときは、路面や速度の確認を行いつつ、両手両足をすべて駆使するので、どれかが遅れたり荒くなったりしがちです。AT限定の運転免許でも乗れるので、間口を広げる効果がありそうですが、ベテランライダーにも向く機構だと思いました。
安全性と言えばもうひとつ、6軸IMU (慣性計測装置)もあります。前後、左右、上下の軸をチェックするセンサーを持ち、車体を傾けながら曲がる二輪車の特性に合わせてABSやトラクションコントロールの効き方を制御してくれます。昔、タイヤが新品のスーパースポーツに試乗したとき、それほど速度を出していないのにコーナーでインジケーターが点滅していることに気づいて、文字どおり救われた気持ちになりました。

こうした機能の切り替えを行ううえで不可欠なのがデジタルメーターです。一部の車種ではスマートフォンと連携して、電話の通話やナビの矢印表示などができます。アナログ式のメーターには独特の味わいがありますが、二輪車は四輪車のように大きなディスプレイは使えないので、多彩な機能をわかりやすく見せるという点で、メーターのデジタル化は賛同しています。

二輪車は四輪車よりリスクの大きい乗り物ではありますが、道路交通そのものがリスクの大きい場であることを自覚しやすいことはメリットだと考えています。とはいえシニア予備軍の自分にとっては、楽しさを失わずに安全性や快適性をサポートしてくれる装備は、いつまでもライディングを楽しむうえで必須だと実感しているところです。
