電動アシストというと、多くの人が自転車を思い浮かべるかもしれませんが、1993年に世界で初めてこの機構を市販化したヤマハ発動機は、他にも電動化のノウハウを用いたさまざまなモビリティを実現しています。
代表格が既存の手動車いすに取り付ける電動化ユニットで、昨年で30周年を迎えたそうです。それ以外でも、グループ会社のヤマハモーターエンジニアリングでは、消防用ホースを楽に運搬できる電動アシストホースカーを作り続けています。今週はその経験を活かして、大型ベビーカーや介護機器の専門メーカー五十畑工業とともに共同開発した「電動アシストお散歩カー」を発表しました。

ヤマハモーターエンジニアリングでは、電動アシストホースカーのノウハウを他の業界の現場課題解決に拡げていきたいと考えていたところ、人手不足が深刻化しており業務負荷の軽減が求められている保育業界に注目したとのことです。少子高齢化が課題となっている昨今だからこそ、保育業界の困りごと解決のために自分たちの技術を提供したというストーリーに感心しました。
消防用とは違い、誰もが簡単に操作できることが大事ということで、2年半にわたり保育士へのヒアリングが行われ、試作車を6台製作し、ブラッシュアップを繰り返しながら製品へと仕上げていったそうです。試走を体験した女性保育士は「今までの10%くらいの力で動かすことができた」とのことです。ちなみに道路交通法では「小児用の車」に分類され、歩行者扱いになります。

来年創業100周年を迎える老舗企業の五十畑工業は、10年前まで同種の製品を販売していたそうで、復活を望む現場からの切実な要望があり、かつて販売していたこの乗り物を再び世に届けたいという気持ちがあったとのことです。また同社のオフィシャルサイトには「緊急時の避難にもお使いいただけます」という文字もあります。たしかに災害時、迅速に園児を避難させるときにも活躍できそうです。
保育業界というと、マスメディアではたびたび待機児童問題が話題に上がります。厚生労働省の2021年のデータでは、待機児童数が群を抜いて多いのは東京都で、首都圏1都3県だけで全国の半数以上を占めます。一方で甲信北陸の合わせて5県はゼロだったりします。少子化対策のためにも、一極集中の緩和が大事だと教えられますが、こういう形での業界支援もまた重要です。

電動アシストお散歩カーを紹介するヤマハ発動機のニュースレターはこちら
9月から受注開始というこの電動アシストお散歩カー、価格は同じ五十畑工業の手動のお散歩カーが9.8万円なのに対し、79.8万円からとかなり高価です。販売台数が増えれば下がっていく可能性はありますが、補助金などを用意してもらって、多くの施設に導入してもらえればと思っています。
代表格が既存の手動車いすに取り付ける電動化ユニットで、昨年で30周年を迎えたそうです。それ以外でも、グループ会社のヤマハモーターエンジニアリングでは、消防用ホースを楽に運搬できる電動アシストホースカーを作り続けています。今週はその経験を活かして、大型ベビーカーや介護機器の専門メーカー五十畑工業とともに共同開発した「電動アシストお散歩カー」を発表しました。

ヤマハモーターエンジニアリングでは、電動アシストホースカーのノウハウを他の業界の現場課題解決に拡げていきたいと考えていたところ、人手不足が深刻化しており業務負荷の軽減が求められている保育業界に注目したとのことです。少子高齢化が課題となっている昨今だからこそ、保育業界の困りごと解決のために自分たちの技術を提供したというストーリーに感心しました。
消防用とは違い、誰もが簡単に操作できることが大事ということで、2年半にわたり保育士へのヒアリングが行われ、試作車を6台製作し、ブラッシュアップを繰り返しながら製品へと仕上げていったそうです。試走を体験した女性保育士は「今までの10%くらいの力で動かすことができた」とのことです。ちなみに道路交通法では「小児用の車」に分類され、歩行者扱いになります。

来年創業100周年を迎える老舗企業の五十畑工業は、10年前まで同種の製品を販売していたそうで、復活を望む現場からの切実な要望があり、かつて販売していたこの乗り物を再び世に届けたいという気持ちがあったとのことです。また同社のオフィシャルサイトには「緊急時の避難にもお使いいただけます」という文字もあります。たしかに災害時、迅速に園児を避難させるときにも活躍できそうです。
保育業界というと、マスメディアではたびたび待機児童問題が話題に上がります。厚生労働省の2021年のデータでは、待機児童数が群を抜いて多いのは東京都で、首都圏1都3県だけで全国の半数以上を占めます。一方で甲信北陸の合わせて5県はゼロだったりします。少子化対策のためにも、一極集中の緩和が大事だと教えられますが、こういう形での業界支援もまた重要です。

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9月から受注開始というこの電動アシストお散歩カー、価格は同じ五十畑工業の手動のお散歩カーが9.8万円なのに対し、79.8万円からとかなり高価です。販売台数が増えれば下がっていく可能性はありますが、補助金などを用意してもらって、多くの施設に導入してもらえればと思っています。
