今週月曜日、台風25号で被害を受けた千葉県袖ヶ浦市で仕事があり、自動車で行く機会がありました。テレビでは印旛沼の堤防決壊による周辺の浸水や、JR東日本内房線の土砂崩れをひんぱんに放送していますが、今回房総半島に踏み入れると、あまり報道されていない部分でも、さまざまな交通障害があることを身をもって知ることになりました。

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目的地は「房総横断道路」と呼ばれる国道409号沿いのサーキットで、通常は東京湾アクアラインから圏央道(首都圏中央連絡自動車道)に入って木更津東インターチェンジで降りたあと、国道410号〜409号と進むのですが、この409号がサーキットの両側で通行止め。直前の案内では、館山自動車道を使って市原インターチェンジまで北進し、そこから南へ下って行くと、通行止め区間の間に出ることができるとのことでした。

私は内房線の不通区間を横目に見ながら北上し、内陸部から小湊鐵道上総牛久駅に向かい、そこから目的地を目指そうとしましたが、上総牛久駅からサーキットまでの409号だけでなく、市原市中部を縦断する市道「うぐいすライン」など、あちこちで道路が寸断されていました。しかも多くの道路情報は、国道と県道に限っているようで、うぐいすラインは行ってみて初めて通れないことを知りました。あとで調べると市原市の情報のみ通行止めとなっていました。そういう道路は他にもあるようでした。

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土砂崩れや路面陥落などによる道路の通行止めは、鉄道にも影響を及ぼしています。小湊鐵道は現在、上総牛久駅と上総中野駅の間が運休となっていますが、並行する道路も通れないうえに、停電や断水などもあり、被害の全貌把握に時間を要しているとのこと。復旧作業をするにしても作業用車両が入れず、代行バスの運行もできない状態が続いているようです。

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たしかに印旛沼の堤防決壊や大規模な浸水、JR内房線の土砂崩れと代行輸送のほうが、インパクトはあるし、ビジュアルも強いでしょう。それに比べると道路の通行止め現場は人里から離れたところが多く、被害状況は訪れてみないとわかりません。しかし台風の被害は、印旛沼と内房線だけではなく、房総半島内のあちこちで道路が寸断され、地域生活に大きな影響を及ぼしているのが事実です。

そんな中、千葉県では昨日、国道および県道の被害状況と復旧予定を公開しました。国道409号はサーキットに向かう区間が大規模な路面崩落を起こしており、復旧の見込みが立たないとのこと。この区間の1日の交通量は1万台以上に達するそうです。ほかにも1日1万台レベルの道路が10か所ほど通行止めになっており、復旧見込みが立たない大規模な被害は約30か所を数えます。

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千葉県の県管理道路に関する報道発表はこちら

たしかに内房線は、東京都心への直通列車も走っており、東京湾アクアラインともども、地域の幹と言えるでしょう。しかし日々の生活には、大小の枝である道路網が欠かせないことを、現地を走って実感しました。被災者に寄り添ったメディアであるためにも、こういった部分の被害にも目を向け、多くの人に伝えてもらいたいと感じたのでした。