通勤電車というと、片側に3・4箇所の両開きの広いドアを持ち、車内に入るとドアの間は進行方向に対して横向きに座る長い座席(ロングシート)と、それに沿ってつり革があるというレイアウトが一般的です。ところが最近、これとは違う座席配置の車両が増えてきました。

まずは少し前にブログで紹介したRDEフォーラムも行われた鉄道技術展・大阪2026の会場、インテックス大阪への往復で使った大阪メトロ中央線です。ここには昨年の大阪・関西万博の開催に合わせて、斬新なデザインの400系が導入されました。そのうちの1両がクロスシートとなっているのです。車体中央部のドアの色がグリーンではなくグレーなので、外からもわかります。

同じ関西を走るJR西日本の新快速のような片側2人掛けではなく、ひとり掛けです。おかげでロングシートと同等以上の通路を確保できており、つり革も同じ位置にあります。座ってみると、鉄道は横方向の揺れが少ないので、加減速のときの前後の揺れを背もたれで受け止めてくれるクロスシートは楽だと、あらためて感じました。
大阪メトロ中央線は近鉄(近畿日本鉄道)けいはんな線に乗り入れ、奈良市の学研奈良登美ヶ丘駅まで直通運転しているので、全区間を乗り通すと約1時間になります。たしかに座席定員は減りますが、6両中1両なら、長時間移動のためにも、こういう座席があっていいと思いました。

車いすやベビーカー利用者のために座席を置かない、フリースペースも目にするようになりました。写真は京王電鉄2000系の5号車に設けられた「ひだまりスペース」で、ひと足先に登場した西武鉄道40000系の「パートナーゾーン」も近い作りです。座席をなくした代わりに、中央部に腰壁を備えていることが特徴です。

横の窓がかなり下まで広がっていることも目立ちます。子供でも外が見えるようにという配慮だそうですが、私が乗った電車では、窓際に立つ人がいないことにも気づきました。ここまで大きいと外から丸見えなので、気が引けると思うのかもしれないし、子供のための空間だと理解する人が多いためかもしれません。
鉄道技術展・大阪2026では近畿車輛のブースに、「近車式多用途客室」が展示してありました。上で書いたように、車いすやベビーカー利用者に対応したフリースペースは増えていますが、ベビーカーを押してきた親などが座る場所は用意されていないことが多かったりします。そのための座席ということで、一部が東武鉄道80000系、近畿日本鉄道8A系などに採用されているそうです。

電車はもともと都市内の短距離輸送用として生まれたこともあり、昔からロングシートが一般的でした。乗り降りしやすく、通路が広く取れるなどの特徴が向いているのでしょう。ただ近年はさまざまな利用者のことを考えた設備が大事になりつつあります。個人的には鉄道会社や車両会社、デザイナーの腕の見せ所ではないかと思います。斬新な車内をどんどん提案してもらいたいものです。

まずは少し前にブログで紹介したRDEフォーラムも行われた鉄道技術展・大阪2026の会場、インテックス大阪への往復で使った大阪メトロ中央線です。ここには昨年の大阪・関西万博の開催に合わせて、斬新なデザインの400系が導入されました。そのうちの1両がクロスシートとなっているのです。車体中央部のドアの色がグリーンではなくグレーなので、外からもわかります。

同じ関西を走るJR西日本の新快速のような片側2人掛けではなく、ひとり掛けです。おかげでロングシートと同等以上の通路を確保できており、つり革も同じ位置にあります。座ってみると、鉄道は横方向の揺れが少ないので、加減速のときの前後の揺れを背もたれで受け止めてくれるクロスシートは楽だと、あらためて感じました。
大阪メトロ中央線は近鉄(近畿日本鉄道)けいはんな線に乗り入れ、奈良市の学研奈良登美ヶ丘駅まで直通運転しているので、全区間を乗り通すと約1時間になります。たしかに座席定員は減りますが、6両中1両なら、長時間移動のためにも、こういう座席があっていいと思いました。

車いすやベビーカー利用者のために座席を置かない、フリースペースも目にするようになりました。写真は京王電鉄2000系の5号車に設けられた「ひだまりスペース」で、ひと足先に登場した西武鉄道40000系の「パートナーゾーン」も近い作りです。座席をなくした代わりに、中央部に腰壁を備えていることが特徴です。

横の窓がかなり下まで広がっていることも目立ちます。子供でも外が見えるようにという配慮だそうですが、私が乗った電車では、窓際に立つ人がいないことにも気づきました。ここまで大きいと外から丸見えなので、気が引けると思うのかもしれないし、子供のための空間だと理解する人が多いためかもしれません。
鉄道技術展・大阪2026では近畿車輛のブースに、「近車式多用途客室」が展示してありました。上で書いたように、車いすやベビーカー利用者に対応したフリースペースは増えていますが、ベビーカーを押してきた親などが座る場所は用意されていないことが多かったりします。そのための座席ということで、一部が東武鉄道80000系、近畿日本鉄道8A系などに採用されているそうです。

電車はもともと都市内の短距離輸送用として生まれたこともあり、昔からロングシートが一般的でした。乗り降りしやすく、通路が広く取れるなどの特徴が向いているのでしょう。ただ近年はさまざまな利用者のことを考えた設備が大事になりつつあります。個人的には鉄道会社や車両会社、デザイナーの腕の見せ所ではないかと思います。斬新な車内をどんどん提案してもらいたいものです。





















