昨日、私が乗っていたバスに、タクシーが接触する事故がありました、写真は発生後、後続のバスに乗り換えようとしているところです。運転士の後ろに座って見ていた私の記憶をもとに説明すると、停留所から発車したところ、空いていたバスの前の車線に入ろうとしたタクシーが無理に車線変更しようとして、バスの右前端にタクシーの左後輪部分が接触したという状況です。乗客と運転士には怪我はありませんでした。

IMG_6819 (1)

バスはこの先の交差点を直進するので、右に車線変更する必要がありますが、事故後の写真でわかるように、まだ車線変更はしていません。当たった場所からも、バスの前にタクシーが強引に進入した後、さらに左にハンドルを切って進路を塞ぐような動きをしたことが想像できるでしょう。タクシーには、バスが発車したことは見えていたはずで、バスの後方で車線変更をすれば何も起こらずに済んだことは確実です。

路線バスとタクシーは、どちらも道路運送法で規定されています。法律ではそれぞれ一般乗合旅客自動車運送事業、一般乗用旅客自動車運送事業という名称になっています。しかし道路交通法では、路線バスの優先レーンについての規定、停留所から発進するときの進路変更優先などはあるものの、基本的に一般の自動車と同様のルールで走ることになるようです。ちなみに路面電車は道路交通法に通行方法などの規定があり、いくつかの場面で自動車より優先される存在であることが記してあります。

IMG_6816 (1)

ただ運賃を見比べればわかるように、バスはタクシーよりはるかに敷居が低い、言い換えれば公共性が高い交通手段です。しかも路線バスは時刻表に沿って運行しているので、この車両の乗客はもちろん、このあと通るバス停で待つ乗客にも影響が及ぶことになります。タクシーにも乗客がひとり乗っていたようでしたが、バスは10人ぐらいいました。いろいろな点で事故による影響は、バスとタクシーでは大差があります。

他車が起こした事故でも、路線バスは大きな影響を受けます。自宅の近くの道路で以前、ながら運転が原因と思われる横転事故があったことは紹介しましたが、先日も似たような事故が起こりました。全車が側道に迂回することになって、数時間にわたり大渋滞となりましたが、側道は路線バスのルートでもあるので、バスも影響受けました。乗客は大変だったと思うし、先のバス停で待っている人も困ったはずです。

IMG_6462 (1)


こうした状況に直面して、路線バスは道路交通法での優先順位を、少し上げても良いのではないかと思っています。たとえば事故による遅れが発生した場合には、事故の当事者が鉄道のような払い戻しを負担するなどの制度があっても良いのではないでしょうか。もちろん運転士の負担を軽減するためもあります。全国的な運転士不足を解決するためには、運転士の待遇を上げることが重要になると考えているからです。